暮らし– category –
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【エッセイ】薄れはしても消えはしない。そんなピースを鞄に詰め込み、私たちは日々を歩く。
(by 碧月はる) 別に君を求めてないけど 横にいられると思い出す君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ『香水』~瑛人 この曲を聴くたびに、あぁ、と思う。... -
【連載/LIFE-】第8回:人生の半分を簡単に取り戻す方法
(by 葛西祝) 今回はとても簡単に人生の半分を取り戻す方法について教えましょう。前置きしますと、金銭や健康といったものを取り戻すものではないです。もしご期待し... -
【エッセイ】「似た者夫婦」でない私たちにとって大切な唯一のこと
コロナ感染症拡大の影響で気軽な外出もはばかられるようになり、それならばと思い切って遠出をすることになった。車で一時間、街の外れまで家族でドライブ。川沿いの道... -
【エッセイ】名前のない物語
(by 碧月はる)先月、離婚をした。気持ちを新たに新天地での生活を送るべく、引っ越しを決めた。 引越しまでに必要なタスクを紙に書きだし、一つ一つクリアしては印を... -
【エッセイ】地球に愛を、筆に迷いを。
(by 蛙田アメコ) 「天には栄え御神にあれや 土には安き人にあれや」と、天使はクリスマスに歌うのだという。ラテン語では”Gloria in excelsis deo et in terra pax h... -
【お仕事エッセイ】字幕とコロナとファンレター
(by 岩辺いずみ/字幕翻訳者) コロナ禍で飲み歩けない日々が続く。つらい。字幕翻訳の仕事はパソコンがあればどこでもできるし、吹き替え翻訳のように収録に立ち会うこ... -
【エッセイ】私の世界には音がない。
(by 蛙田アメコ) 「iPhoneで音楽流せるから、どうぞ」友人の車の助手席に乗っているときに、そう言われてコードを手渡された。虚を突かれて黙り込んでしまった。私のi... -
【映画エッセイ】私がLGBTQ映画を観る理由~自分にとっての「映画」とは何か〜
(by 安藤エヌ) いつも真面目な話をしていないというわけではないのだが、今回は少し真面目な話をしようと思う。私にとって映画とは何か、また、私が進んでLGBTQ(セク... -
【エッセイ】半径2メートルに塩をまくように生きる
肌寒い日の信号待ち。喫茶店の入り口に大きな盛り塩を見た。お茶碗一杯くらいの。驚きのあまりじっと見入ってしまっていたようで、ちょうど店先の掃き掃除をしていた奥... -
【映画エッセイ】『ラ・ラ・ランド』が是か非か論争に終止符を打ちたい~人はみなそれぞれの人生を生きている
(by 安藤エヌ)好きな映画は何?と聞かれた時、私は大抵ひとつに絞れないので、ジャンルごとに好きな映画を答えるように… -
【エッセイ】シネマライズのあった渋谷
(by こばやしななこ) 渋谷のスペイン坂を上がったところに、シネマライズという映画館があった。 シネマライズ。その名を口にしただけで、お腹の奥がきゅっと切なくな... -
【エッセイ】だれも知らない誕生日
(by 冬日さつき) 八月のおわり、多くの人が「もう夏もおわったな」とつぶやく。わたしはいつも心の中でそれに反論している。わたしの誕生日がおわるまでは、夏はおわ... -
【エッセイ】私は祈りを書いている
(by 蛙田アメコ)小説を書いていて、時折「どうして書いているの」とか「何を書きたいの」と聞かれることがある。どう答えていいのかわからなくて、あいまいな返答をし... -
【エッセイ】泥魚~なぜ苦しいのに「書き続ける」のか、その問いと叫び〜
(by 安藤エヌ) なぜ「書いている」んだろう。 そう、自問自答することがある。いつから「書く」ことを始めたかといえば、おそらく高校時代からで、「書く」ことが楽し... -
【エッセイ】270円でサカナクションに生きる力を貰った話
仕事を早めに切り上げて午後にふらりとヒトカラへ行った。 とりあえずサカナクション「新宝島」を入れて、一度目はPVを視聴する。リリースからはもう1年経つ曲だが自分... -
【エッセイ】「お金に困る」の定義
(by こばやしななこ) 先日、母と電話をしていたら「私たちお金に困ったことってないよね」と言われた。 「そうだっけ?」と返さずにいられなかった。けっこう困ってき... -
【フリーに生きる】第2回:小説家・岸馬きらくの場合〜「生きている時間」を増やすということ〜
(by 岸馬きらく) 「やりたいことをやっている時間は生きている。やりたくないことをやっている時間は死んでいる。なるべく長く生きたいと思う」これが作家・マンガ原... -
【フリーに生きる】第1回:ラノベ作家・蛙田アメコの場合〜宙ぶらりんな私たちへ〜
(by 蛙田アメコ) 2020年2月4日をもって会社への出勤をやめた。なぜ『出勤をやめた』なんて煮え切らない書き方をするのかといえば、いわゆる『休職期間』をいただいて... -
【エッセイ】外出を自粛するならば好きなだけ眠れると思っていた
緊急事態宣言が解除され、人々は元の生活を取り戻すのではなく、新しい生活様式を模索するようにのろのろと歩き始めた。遅ればせながら私も丸3か月リモートワークだった... -
【エッセイ】自分の平熱を知らなかった話
(by 蛙田アメコ) ――あなたは、自分の「平熱」を知っているだろうか。3月末に体調を崩した。私はそのころ2月初旬から(個人的事情で)はじまった自宅引きこもり活動の... -
【猫エッセイ】人生でいちばん美しかった桜 ~愛猫との別れで、遺影となった写真に思うこと〜
(by 安藤エヌ) 以前のエッセイ「私と猫と、愛のこと」で、私がとても猫を愛していることを書いた。 あれから半年ほどが経った。愛猫マイケルが、桜の咲く3月に享年20... -
【エッセイ】命がけのハーゲンダッツ
(by こばやしななこ) 気が滅入る日々の中で、私に心の平穏を与えてくれるのは「おいしい食べもの」だ。例えばそう、ハーゲンダッツ。私にとって、ハーゲンダッツはち... -
【エッセイ】木曜日の夜、ちょうどいい他人に頼りたい
木曜日の夜にごはんを一緒に食べるのは、決まってちょうどいい他人だ。 電話するよりも顔を見て話したいほど親しみをもっている相手であり、けれど土曜の夜に時間を忘れ... -
【エッセイ】『明日の神話』は人間の煌めきだ
(by こばやしななこ) 渋谷駅。京王井の頭線とJR線をつなぐ通路に、岡本太郎氏が作った壁画が飾られている。高さ5m以上、横幅は30mもあるその作品のタイトルは『明日の... -
【エッセイ】700gの私の身体を失った話。
(by 蛙田アメコ) 人間の魂の重さは21gだという。 昔の人が、とっても杜撰なやり方でもって計測した数値だ。実験方法はとても杜撰でいいかげんなものなので、21gという... -
【エッセイ】生きづらい私が冬が好きな、たったひとつの理由。
(by 蛙田アメコ) 冬が好きだ。 無邪気にそう言えるのは、雪と無縁の地域で生まれ育った人間であるという証左だそうだ。重く閉ざされた雪に、春になれば消え去る雪「ご... -
【猫エッセイ】犬でなく、鳥でも蛇でも虫でもなく、猫だった
(by こばやしななこ) 「猫はかわいくて虫は苦手なのは差別?」と悩んだ。生き物を選別し、かわいがったり嫌ったりするのはいかがなものか。でもどうしたって猫は特別... -
【エッセイ】日々のデッサン
(by 冬日さつき) わたしがいつまでもいろんなことを覚えているのは、いつも反芻を繰り返しているからだと思う。だから、記憶力が良いだとか、そういうのとはまたちが... -
【猫エッセイ】私と猫と、愛のこと
(by 安藤エヌ) 先日、気の置けない友人と恋愛経験値の話からこんな言葉が飛び出た。 「ぶっちゃけ、私がいちばん恋愛感情に似た気持ちを覚えるのって、猫なんだよね」... -
【エッセイ】完璧主義とわたし
(by 冬日さつき) 結婚式が終わったあと、「この先もっと自分のことを好きになれたら、いつかもう一度ウエディングドレスを着たい」と言ったら、叱られた。式に満足が...
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