サブカル

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【すなくじらの魔女修行】一限目:タロット占いの時間

(by すなくじら) 魔女になりたい。ずっとそう思っていた。 一人前の魔女たるもの、占いの一つも知っておかねばならないだろう。占いとは不思議なもので、我々に救済のヒントを与えると思えば、ある時は人間の心を巧みに操り、惑わし、時に邪な行為へと及ばせる。 魔女にとって、未来を予知できる占いは欠かせないス […]

【物語るモノ①】ツイキャス・禍話〜ホラー嫌いのラノベ作家、怖い話を聴く〜

(by 蛙田アメコ) 物語るモノは、いたるところに溢れている。テキスト、音声、あるいは言葉もなく語るもの。ライトノベル作家がハマっている物語コンテンツについて綴ります。 ——— 禍話とは 〜失われた部室《らくえん》を求めて〜 夏、到来!!!!怪談シーズン、到来!!!!というわけで皆さん、怖い話は好き […]

【インタビュー】「使命感が無くなったらその時点で終了じゃないかとは思います」――『ベオグラードメトロの子供たち』クリエイター・隷蔵庫

(インタビュー文・構成:葛西祝、聞き手:とら猫) 今年2020年はビデオゲームでさまざまな話題作がリリースされる年だ。しかし、どこか気配の違うビジュアルノベル『ベオグラードメトロの子供たち』がリリースされたことを忘れてはならない。 本作は近未来の旧ユーゴスラビア圏・セルビアを舞台に、超能力を持った少 […]

【連載/LIFE−】第7回:テキストにおける “若さ”から手を切るということ

(by 葛西祝) 若さを良いものと評することは多い。選手が全盛期を迎える期間が限られたスポーツはまさにそうだし、流行りのファッションや音楽からは誰でも良い意味で若さを捉えているだろう。 だけど多くの人が見て、若さがすぐに気づかれない分野がある。それがテキストにおける若さである。 毎日誰もが目にする文 […]

【番組レビュー】『タイガーキング』〜最後に虎を食い物にするのは誰か〜

(by とら猫) 面白い。めっさ。 が、本作を“ドキュメンタリー”と呼ぶのには抵抗がある。実録として扱うには作為を感じさせる演出や、編集が、目につくからだ。トラビジネス界の大立者“タイガーキング”ことジョーの描き方も、その怨敵たるトラ保護団体の創設者キャロルの描き方も、『タイガーキング』は制作者たち […]

【エッセイ】同人誌即売会でオリジナル小説を出したら1冊も売れなかった話

(by 安藤エヌ) 昔、コミティアという同人誌即売会に行った事がある。毎年夏・冬に開催されるコミックマーケットと違って、1次創作(オリジナル)の同人誌だけを頒布することができるイベントだ。私はそこに、オリジナル小説を刷って持って行った。 そしてものの見事に、1冊も売れなかった。その時のことはよく覚え […]

【連載/LIFE−】第6回:アカデミー賞にノミネートされながら、物乞いに堕ちたアニメ作家の物語

(by 葛西祝) さまざまなジャンルから、人生や日常の欠落についてを書く連載「LIFEー」6回目は、とある破滅的な経歴を送った作家の話をしよう。 あらゆる表現に関して、残された作品以上に生み出した作家のパーソナリティがフィーチャーされることは少なくない。その作家が苛烈な人生を送ったならばなおさらだ。 […]

【インタビュー】ラノベ作家・蛙田アメコ~プロデビューから続編や翻訳版の出版、Web連載と続いた怒涛の一年を振り返って~

(聞き手:とら猫) 当BadCats Weeklyでも、高い創作スキルに裏打ちされた、多彩な味わいのレビューやエッセイを寄稿されている、ラノベ作家の蛙田アメコさん。2019年2月に待望のプロデビューを果たしてから、わずか一年の間に長編3作がリリースされ、海外でも2作が翻訳されるという、素晴らしい活躍 […]

【アイドルエッセイ】豆柴の大群~お笑い番組が生んだ異色アイドルは、勝利の法則を知っていた~

(by みくりや佐代子) 2019年12月、異色のアイドルグループがデビューした。人気お笑い番組「水曜日のダウンタウン」内のオーディションを勝ち抜いた4人の少女で構成されたアイドル「豆柴の大群」。お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんがプロデュースすることが話題を呼び、大手音楽事務所WACKの全 […]

【仏語も学べる手塚漫画レビュー】『Vampires/バンパイヤ』(和訳付き)~変身の現実世界を描いた、手塚のキャリア転換期の一作~

(by  Julien Bernard) Depuis les années 60, le manga d’horreur (kaiki manga) est en plein boum. Pour Osamu TEZUKA c’est une période noire, il est […]

【お笑いエッセイ】さらば青春の光~危なげなコントに見るリアリティの正体~

(by みくりや佐代子) 火事の現場。正義感の強い男、柏木が必死に怪我人を救出する。 その姿に胸を打たれ、救出活動に加わる別の男。「しかしなんでこんなことになったんですかね?」「火の不始末ですよ!」「一体誰の部屋から……」「僕です!」柏木は真剣なまなざしで叫ぶ。「僕の寝タバコです!」。 さらば青春の […]

【連載/世界テーマパーク巡り】第3回: 麻豆代天府(台湾)~生きながら天国と地獄をひと周り~

(by 冬日さつき) 日本を離れ、わたしはみずから地獄へと向かっていた。台南にある麻豆代天府という寺院には、天国と地獄をモチーフにした施設があるのだという。台南駅から最寄りの隆田駅までは30分ほど。そこからさらに車で15分ほどかかるため、タクシーに乗り込む。帰りに困らないよう、時間を指定して戻ってき […]

【英語も学べる日本文化エッセイ】The First Sunrise of the Year at Miura Beach/三浦海岸で初日の出(和訳付き)

(by Brittney Curtis) The First Sunrise of the Year at Miura Beach One of the best days of the year in my opinion is Ganjitsu or New Year’s Day which i […]

【映画エッセイ】私は松浦美奈さんに会うために『死霊の盆踊り』を観にいった

(by とら猫) 映画好きってやつは一年の最後にどの作品を観ようか、にやにやしながら思いを巡らせるものだ。いわゆるところの“映画納め”。私なんかもそうで、毎年師走の封切りラインナップを眺めながら理想的な映画イヤーの幕引きを考える。楽しい。 で、私の令和元年を締めくくった映画は何か。『死霊の盆踊り』で […]

【連載/LIFE-】第5回: POPEYEの村上春樹

(by 葛西祝) 雑誌でよくPOPEYEを読む。去年からおや、と感じたのは、村上春樹のエッセイが始まったことだ。はじめはすこし驚いたが、毎回読むうちに昔から書かれていたみたいに思えていった。毎回持っているTシャツについて書いていて、そのスムーズなテキストが、POPEYEのコンセプトへきれいに収まって […]

【エッセイ】ヒカキンという光

(by 矢御あやせ) 再生ボタンを押すと、キャッチーなオープニングアニメーションが流れ、少し明るい髪色の眼鏡の青年が「ブンブンハローYouTube」と独特の挨拶をする。 彼の名はヒカキン。今、日本で最も有名なYouTuberだ。 私たちは、彼と「なんとなく」出合い、彼を見ていると「なんとなく」幸せに […]

【連載/だからゲームはやめられない】番外編: 気になるあのキャラ、ジャッジくん(スプラトゥーン)

(by シェループ) ゲームというものは、常に現実では味わえぬ遊びや冒険、戦いを体験させてくれる。同時に、その作品世界で生きる様々なキャラクターと出会わせてくれる。 得意のジャンプで山あり谷ありの冒険を繰り広げる配管工。悪の天才科学者の野望を阻止するため戦う青いロボット。父の後を継いで勇者になった少 […]

【連載/世界テーマパーク巡り】番外編: 大人の射的屋さん(鳥取皆生温泉)~温泉街にひそむ昭和~

(by 冬日さつき) 鳥取・米子の温泉地には、大人の射的屋さんがある。光の漏れる入り口から中へ入ると、想像以上に明るいおばちゃんが出迎えてくれた。台の内側にいる犬が何度も大きく吠えた。姿は見えない。 標的のおもちゃがずらりと並んでいる。ラークラックDXという古いパチンコ台も2台あった。店内にはアダル […]

【映画エッセイ】永遠に間宮千昭に恋する夏にいたかった『時をかける少女』

(by 満島エリオ) 間宮千昭という男は、「完璧な初恋」そのものだと思う。説明など不要かと思いますが、映画『時をかける少女』の、「未来で待ってる」でおなじみの間宮千昭の話をしています。 多くの思春期女子の心を華麗に奪い去っていった初恋泥棒こと間宮千昭に、ご多分に漏れず私もハートを持っていかれた。つま […]

【ラノベレビュー】~これは、もっとも優しい復讐劇~『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』

(by 矢御あやせ) 「~だから」と我慢を強いられたことはあるだろうか。 題名の「女だから」のみならず、男だから、陰キャだから、パリピだから、おじさんだから、姉だから、弟だから…………。枚挙にいとまがない。 本書はそういう「冷たい雨」に打たれている人に、「もう大丈夫だよ」と肩を置いてくれる。そして、 […]