百合

【インタビュー】ラノベ作家・蛙田アメコ~プロデビューから続編や翻訳版の出版、Web連載と続いた怒涛の一年を振り返って~

(聞き手:とら猫) 当BadCats Weeklyでも、高い創作スキルに裏打ちされた、多彩な味わいのレビューやエッセイを寄稿されている、ラノベ作家の蛙田アメコさん。2019年2月に待望のプロデビューを果たしてから、わずか一年の間に長編3作がリリースされ、海外でも2作が翻訳されるという、素晴らしい活躍 […]

【アニメレビュー】『少女終末旅行』の描く、終わるまでは終わらない旅

(by 満島エリオ) “終わるまでは終わらないよ”アニメ『少女終末旅行』のエンディングテーマは、こんなセリフから始まる。黒髪黒目、冷静で横暴で、実は怖がりなチト。金髪碧眼、食いしん坊で動物的、時々やらかすユーリ。二人の少女がケッテンクラート(前輪がタイヤで後ろがキャタピラに荷台が乗っかってる乗り物) […]

【ラノベレビュー】~これは、もっとも優しい復讐劇~『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』

(by 矢御あやせ) 「~だから」と我慢を強いられたことはあるだろうか。 題名の「女だから」のみならず、男だから、陰キャだから、パリピだから、おじさんだから、姉だから、弟だから…………。枚挙にいとまがない。 本書はそういう「冷たい雨」に打たれている人に、「もう大丈夫だよ」と肩を置いてくれる。そして、 […]

【ノベルゲームレビュー】すべての百合好きは『Butterfly Soup』をプレイすべし

(by 蛙田アメコ) 理想のノベルゲームだ、これ。 私はプレイが終わった後、しばし茫然とモニターの前から動けなかった。頼む、すべての百合好きはこのゲームをプレイしてくれ!! そして私と語ってくれ!!! そのゲームの名は、『バタフライ・スープ(原題:Butterfly Soup)』。 頼む。すべての百 […]

【ノベルゲーム】『Butterfly Soup』~日本が近い未来に訪れるおとぎ話~

(by 葛西祝) 『Butterfly Soup』をクリアしたときに思ったのは、「これは日本が向かう近い未来のことなのだろうな」ということだった。アメリカのオークランドに住む女の子たちが、野球をしながら仲良くなるストーリーは、この先に起こることが描かれている。 今年の新宿区で行われた成人式では新成人 […]

【連載ノベル/庵財クロエの百科事典】第2話: 割りの良いバイト②

(by 蛙田アメコ) 《前回までのあらすじ》『効率厨』で一流大学入学まで駆け上がってきた小松崎つむぎ。しかし、バイトに精を出しすぎた結果の寝坊により留年&奨学金の支払い停止が確定してしまった。フランス語講師の朝比奈から紹介された法外に割りのいいバイトの面接に行く途中、チンピラに全力で上段回し […]

【連載ノベル/庵財クロエの百科事典】第1話: 割りの良いバイト①

(by 蛙田アメコ) 《第0話からの続き》 高校時代までは冗談のひとつも通じない真面目キャラだった。というか、今でもそうだ。冗談とか、うわっつらの友人同士の付き合いとか。そんな非効率的なことは性に合わない。私が、経済学部に進学した理由も『経済』というからには文学や法学よりも実生活に役立つのだろうと予 […]

【連載ノベル/庵財クロエの百科事典】第0話: プロローグ

(by 蛙田アメコ) 美しい言葉なんて、麗しき物語なんて。どうせ虚ろで無力なものだと思っていた。――庵財あんざいクロエに出会う、その日までは。 東京都心、田町駅。レトロ系高級マンション、パレスロゴス最上階。13階1301号室。そこが庵財クロエの仕事場であり、私のバイト先だ。「おはようございます、クロ […]

【映画レビュー】『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』~私の中のバトル~

(by 長夏実) 大学生の頃の私は、パティ・スミスやライオットガールムーブメントについて興味津々で、「パンクロック界におけるジェンダーロールの変化」をテーマに研究していた。それからも、“女である”というだけで経験した不快な思いや、フェミニズムムーブメントについての自分の考えをつづったZINEを作り、 […]

【映画レビュー】『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』~闘いは終わっていない~

(by 吉野山早苗) 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を観たのは、名前だけは知っていたビリー・ジーン・キングの来し方に興味があったのと、エマ・ストーンとスティーヴ・カレルという、好きな役者が主演だったからだ。 髪を濃いブラウンにし、眉のところで前髪をぱつんと切りそろえ、さらに野暮ったい眼鏡をかけてい […]

【映画レビュー】『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』~旧来の価値が崩れゆく現実に耐えられない嗚咽~

(by 葛西祝) 昨年からの#MeToo、そして性や人種、障害の多様性が語られる現在。この流れで自分が注目しているのは、むしろ既存の社会的な価値で優位な立場である男性だ。がらがらと旧来からの価値が崩壊をはじめるとき、優位な立場だったはずの人間のひとりひとりが何をもって自意識を保っていたのかがはっきり […]