エッセイ– tag –
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日常
【エッセイ】妄想ライフのススメ
(by こばやしななこ) 生きるって大変。エコバッグ持ってても買い物に忘れず持っていけたことはないし、ぼーっとしてるとレジ袋も貰い忘れて袋だけ買いにレジに並び直... -
日常
【おなかの中のくらげ②】あつかましい“生”のこと
生活の中に「キリトリ線」がある。それをプチ、プチと少しずつ千切っていくような2週間だった。産休前の引き継ぎを通して「わたししかできない仕事」は「他人にもできる... -
日常
【碧い海に浮かぶ月①】私の生の隣には、いつだって海と言葉があった
(by 碧月はる) はじめてこの海を訪れた朝、私は厚手のロングコートとふかふかのストールを身に着け、それでも凌ぎきれぬ寒さにカチカチと歯を鳴らしていた。新天地で... -
日常
【エッセイ】とある芝居の話〜嫌いな女性を嫁にしてみる〜
(by ハシマトシヒロ) 「あなたたち、全然夫婦に見えない!」作・演出の美奈さん(仮名・年下)が、怒って芝居を止めた。 二十数年前の僕は、あるお芝居の公演に参加し... -
名画再訪
【名画再訪】『南瓜とマヨネーズ』~迷子だった私の耳に届いた優しさの道しるべ~
(by 遠山エイコ) 曖昧な物語が好きだ。悪を懲らしめて正義が勝つとか、恋をして駆け引きをした先の結婚とか、物語に明確な結末はつきものだけれど、エンドロールまで... -
本
【エッセイ】勝手に輪になる~生き延びよ、エンタメに生かさるる者たち~
日頃から文章を書いている人間だけど「物書き以外の何らかに成りたい」と思ったのは一度や二度じゃない。それは、世に溢れる文章の中で「この人、好きやなあ」「この人... -
エッセイ
【エッセイ】『すべて忘れてしまうから』〜恋人に「この人、稲垣吾郎と同い歳なんだよ」と言ったこともすべて忘れてしまうのだろうか〜
(by こばやしななこ) 燃え殻という奇妙なペンネームの作家を知った時、私はジムでクロストレーナー(名称がわからなかったので「両手両足 一緒に動かす マシーン」と... -
暮らし
【エッセイ】「お金に困る」の定義
(by こばやしななこ) 先日、母と電話をしていたら「私たちお金に困ったことってないよね」と言われた。 「そうだっけ?」と返さずにいられなかった。けっこう困ってき... -
映画
【名画再訪】『永い言い訳』〜どうしようもない大人たちよ、時には振り絞るように泣け〜
正しい母親像、正しい父親像についてこの頃よく考えている。 何をもって正しいというのかはっきりとした定めがないこの概念は、辞書を引けどネットを彷徨えどそれらしい... -
翻訳
【エッセイ】私は英語が分からない
(by こばやしななこ) 洋画や洋楽が好きだったから、英語学習の出だしは順調だった。中学に上がる春休みには自主学習用の英語教材を買って、初歩的な文法は覚えていた... -
社会
【エッセイ】外出を自粛するならば好きなだけ眠れると思っていた
緊急事態宣言が解除され、人々は元の生活を取り戻すのではなく、新しい生活様式を模索するようにのろのろと歩き始めた。遅ればせながら私も丸3か月リモートワークだった... -
名画再訪
【名画再訪】『百円の恋』〜心と体が連動しなきゃ生きてる意味がない!〜
自分に最も無縁な動詞は何だろうかと考えた時に、真っ先に浮かんだのは「闘う」だった。 生まれてこの方、武闘には縁がない。元ヤンキャラのバラドルが話す「嫌いな奴を... -
この一曲
【この一曲】サンボマスター“そのぬくもりに用がある”に新たな愛を知る
「涙流れて愛が生まれる」とは一体なんだろう。初めてその曲を聴いた時は、メロディラインに心躍るものの歌詞がピンと来なかった。だって「愛を失って涙が流れる」のが... -
社会
【エッセイ】木曜日の夜、ちょうどいい他人に頼りたい
木曜日の夜にごはんを一緒に食べるのは、決まってちょうどいい他人だ。 電話するよりも顔を見て話したいほど親しみをもっている相手であり、けれど土曜の夜に時間を忘れ... -
社会
【エッセイ】700gの私の身体を失った話。
(by 蛙田アメコ) 人間の魂の重さは21gだという。 昔の人が、とっても杜撰なやり方でもって計測した数値だ。実験方法はとても杜撰でいいかげんなものなので、21gという... -
映画
【映画レビュー】『ジュディ 虹の彼方に』〜美しい虚構に生きた1人の少女が、晩年で見せた姿~
(by 安藤エヌ) 「その声で100万ドル稼がせてやる」 17歳で映画『オズの魔法使』のドロシー役に抜擢され、一躍大スターとなったジュディ・ガーランド。 『ジュディ&nbs... -
LIFE-(ライフマイナス)
【連載/LIFE−】第6回:アカデミー賞にノミネートされながら、物乞いに堕ちたアニメ作家の物語
(by 葛西祝) さまざまなジャンルから、人生や日常の欠落についてを書く連載「LIFEー」6回目は、とある破滅的な経歴を送った作家の話をしよう。 あらゆる表現に関して... -
本
【推しの一作】私を“大丈夫”にさせる小説~吉本ばなな『キッチン』&『満月 キッチン2』~
(by こばやしななこ) 生きていると、どうしようもなく辛い時期がある。 大切な存在の死、いじめ、過労、病気、プレッシャー、人間関係、罪悪感、孤独、貧乏。いろんな... -
映画
【映画エッセイ】キアヌ・リーブスに勝手な親近感を抱いている話
(by こばやしななこ) バカみたいだけど、キアヌのことをとても身近に感じる。私の言うキアヌとは、キアヌ・リーブスのことだ。 こうなってしまったのも幼い頃、父親よ... -
暮らし
【エッセイ】生きづらい私が冬が好きな、たったひとつの理由。
(by 蛙田アメコ) 冬が好きだ。 無邪気にそう言えるのは、雪と無縁の地域で生まれ育った人間であるという証左だそうだ。重く閉ざされた雪に、春になれば消え去る雪「ご... -
暮らし
【エッセイ】見知らぬ人を時計にする
(by 冬日さつき) わたしは人をときどき時計にしている。 こんなふうに書くと、人間を魔法かなにかで時計にすっかり変えてしまうみたいだけれど、もちろんこれはぜんぜ...
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