世間はもうサメには飽きたらしい。
アニマルパニック映画といえば、『ジョーズ』『MEG ザ・モンスター』などサメを連想する人が多いのではないでしょうか。
去年「MEG」でサメと戦う不死身の男、ジェイソン・ステイサムを見た時に
“サメに襲われたらまじヤバい。サメには近づかないように生きよう”と心に誓いました。
とはいえサメは海の捕食者。陸に上がればこっちのもん。海にさえ行かなければ、遭遇することはないでしょう。
しかし、それが水陸最強の捕食者である獰猛なワニだったら…?

巨大ハリケーンが襲来したフロリダ州。競泳選手の大学生ヘイリー(カヤ・スコデラリオ)は、父親のデイヴ(バリー・ペッパー)と連絡が取れなくなったため、暴風雨の中、実家へと向かいます。
すると地下室には、ケガを負った父親が倒れており、思い出の家はワニの巣窟と化していました。
ヘイリーは父親と協力して、ワニに占拠された家からの脱出を図るのですが…。

まずハリケーンだけでも怖い。吹き荒れる雨風に加え、堤防が破壊したらこんなになっちゃうんだ!と恐怖心が煽られました。
そのシチュエーションだけでも恐ろしいのに、序盤からこれでもかというほどの大量のワニがやってきます。
四方八方をワニに囲まれて身動きができず、ハリケーンで家も崩壊寸前。
これぞ“リアル ワニワニパニック”!
ワニって陸でもめちゃくちゃ足が速いんですよ。そして木にも登れるそうです。どこに逃げたらいいのやら。
陸に上がればこっちのもんのサメとは違って、ワニ、超怖い。
ちなみに、一口にワニと言っても「アリゲーター」や「クロコダイル」「ガビアル」など多くの種類に分類されており、この映画に出てくるのは「アリゲーター」。
『クロール-凶暴領域-』の公式サイトによると、アリゲーターはデスロールと呼ばれて平均身長が3メートル以上になるとか。恐ろしいですね。

迫り来るワニの恐怖に青ざめるヘイラーに向かって、父親はこう言います。
“やつらは豆粒大の脳みその、巨大なトカゲだ”
そして競泳選手のヘイラーは、得意の泳ぎと知恵を使ってワニと戦うのです。

映画は87分と短めですが、この長さがちょうどいい。これ以上長いとドキドキして心臓が持ちません。
製作には『ドント・ブリーズ』や『スパイダーマン』で知られる、ホラーの巨匠サム・ライミが携わっており、鑑賞後はぐったり疲れるほどの臨場感に溢れています。
そしてこの映画、エンディング曲はBill Haley & His Cometsの『See you later, alligator(ワニさん、またあとで)』なのですが「またあとで」どころか二度と会いたくないですよね。

ドキドキハラハラの中に、ちょっと笑える場面もあったりして(主人公が強すぎるとか)、緩急のつけ方が抜群だなと思いました。

サメにもワニにも会わずに済む人生を過ごしたいですが、スクリーン上でのワニワニパニック体験、かなりオススメです。

++++
(c)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
映画『クロール ―凶暴領域―』公式サイト

 

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