2020年3月

【ゲームレビュー】『あつまれ どうぶつの森』〜いろんな人にやさしいじぶんだけの島〜

(by 冬日さつき) 幼いころ住んでいた家の押し入れに、今でもゲームがたくさんしまってあると母親が教えてくれた。かつての宝物を思い出したような気持ちになって、持って帰ってきてもらうことにした。たくさんのカセット(いまはもうそんなふうには言わないのだろう)やディスクを見て、すぐにいろんなことを思いだす […]

【この一曲】東京事変“私生活” 〜私を前へと歩かせ続ける遠くのあなたへ〜

(by 満島エリオ) ≪酸素と海とガソリンと/沢山の気遣いを浪費している≫このフレーズを耳にしただけで、わかる人はきっと胸をつかれる思いがするだろう。 東京事変、“私生活”。私もまた、この曲を何度聴き、何度背中を押されてきただろうか。 ≪酸素と海とガソリンと/沢山の気遣いを浪費して≫≪行ったり来たり […]

【エッセイ】700gの私の身体を失った話。

(by 蛙田アメコ) 人間の魂の重さは21gだという。 昔の人が、とっても杜撰なやり方でもって計測した数値だ。実験方法はとても杜撰でいいかげんなものなので、21gという数字には何の信憑性もないのだけれど、21世紀で令和な今も魂の重さといえば21gと相場が決まっている。たぶん、目にも見えなければ実在性 […]

【映画レビュー】『ジュディ 虹の彼方に』〜美しい虚構に生きた1人の少女が、晩年で見せた姿~

(by 安藤エヌ) 「その声で100万ドル稼がせてやる」 17歳で映画『オズの魔法使』のドロシー役に抜擢され、一躍大スターとなったジュディ・ガーランド。 『ジュディ 虹の彼方に』は彼女の晩年を描いた映画で、その後の彼女が歩んだ人生にスポットが当たった作品となっている。 先日、日比谷の宝塚ビ […]

【連載/LIFE−】第6回:アカデミー賞にノミネートされながら、物乞いに堕ちたアニメ作家の物語

(by 葛西祝) さまざまなジャンルから、人生や日常の欠落についてを書く連載「LIFEー」6回目は、とある破滅的な経歴を送った作家の話をしよう。 あらゆる表現に関して、残された作品以上に生み出した作家のパーソナリティがフィーチャーされることは少なくない。その作家が苛烈な人生を送ったならばなおさらだ。 […]

【お笑いエッセイ】若手芸人×インスタグラム ~「ネタのポートフォリオ」という新しい活用法~

(by みくりや佐代子) インスタグラムやってますか。映え、してますか。 正直、インスタグラムは毎日開くものの、友人の近況をじっくり見ることはない。検索するのはもっぱら「おもしろいお笑いネタあがってないかな?」という気持ちから。つまり、駆け出しの若手芸人の発掘ツール。 今、若手芸人のネタ見せの場所に […]

【推しの一作】私を“大丈夫”にさせる小説~吉本ばなな『キッチン』&『満月 キッチン2』~

(by こばやしななこ) 生きていると、どうしようもなく辛い時期がある。 大切な存在の死、いじめ、過労、病気、プレッシャー、人間関係、罪悪感、孤独、貧乏。いろんな理由で人は辛くなる。辛い時は、やり過ごす以外、方法がない。全てを辞めてじっとやり過ごすのだ。そして「努力しなくてもそのうち回復する」と思い […]

【この一曲】死すら歌の力に変えてしまうフレディの凄みに総毛立つ、Queen“The Show Must Go On”

(by とら猫) 一番好きなクイーンの曲を選べ、という問いは自分にとって、一番好きなビートルズの曲を選べ、という問いと同じくらい即答するのが難しい。 フレディに敬意を表するのであれば、「狂気と天才は紙一重」の凄みを体現するソングライティング能力に度肝を抜かれる“March of the Black […]

【インタビュー】ラノベ作家・蛙田アメコ~プロデビューから続編や翻訳版の出版、Web連載と続いた怒涛の一年を振り返って~

(聞き手:とら猫) 当BadCats Weeklyでも、高い創作スキルに裏打ちされた、多彩な味わいのレビューやエッセイを寄稿されている、ラノベ作家の蛙田アメコさん。2019年2月に待望のプロデビューを果たしてから、わずか一年の間に長編3作がリリースされ、海外でも2作が翻訳されるという、素晴らしい活躍 […]

【音楽エッセイ】過去から繋がる今のQueen、歌い上げる二人のカリスマ〜Queen+Adam Lambertライブレポ~

(by 安藤エヌ) 2020年1月26日、私はさいたまスーパーアリーナにいた。 Queen+Adam Lambertのライブを目前にして、私の鼓動は興奮と期待で激しく脈打っていた。 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、Queenの音楽を好きになってからずっと、彼らの響かせる生音をこの耳で聴いてみた […]