2020年2月

【連載/だからゲームはやめられない】第19回: 1996年10月の不思議な新作で隠れた名作『マーヴェラス ~もうひとつの宝島~』

(by シェループ) 次の主力ゲーム機は、きっとこれになる。 そんな根拠なき確信から買った1996年当時の次世代機『NINTENDO64』(以下、ロクヨン)は、地獄のようなソフト不足もあって、豪快に出鼻をくじかれた。 しかも、前世代機のスーパーファミコンは現役を退かず、新作発売を続行。ゲームボーイも […]

【アイドルエッセイ】豆柴の大群~お笑い番組が生んだ異色アイドルは、勝利の法則を知っていた~

(by みくりや佐代子) 2019年12月、異色のアイドルグループがデビューした。人気お笑い番組「水曜日のダウンタウン」内のオーディションを勝ち抜いた4人の少女で構成されたアイドル「豆柴の大群」。お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんがプロデュースすることが話題を呼び、大手音楽事務所WACKの全 […]

【名画再訪】『アメリ』~わたしがわたしのままでいることを許してくれた映画~

(by 冬日さつき) 蛙田アメコさんが記事の中で書いていた、「『アメリ』に罪はないけれど」という一文で、わたしは中学時代のことを思い出していた。 わたしは田舎の公立中学に通っていた。学級崩壊をするようなレベルではないけれど、公立ということもあって、いろんな生徒がクラスにいた。いじめは常に横行していて […]

【この一曲】“地獄でなぜ悪い”が垣間見せた、星野源というエンターテイナーの魂

(by 満島エリオ) 今やすっかり国民的アーティストとなった星野源。 作詞作曲歌唱はもとより、ダンスも踊れる、演技もできる、ギターをはじめ多数の楽器を演奏できて、しゃべりも達者な上に文筆業までこなす。マルチというか、ここまでくるともはや無敵だ。 日本の音楽のトップを牽引する一人となり、もはやこの国で […]

【仏語も学べる手塚漫画レビュー】『Vampires/バンパイヤ』(和訳付き)~変身の現実世界を描いた、手塚のキャリア転換期の一作~

(by  Julien Bernard) Depuis les années 60, le manga d’horreur (kaiki manga) est en plein boum. Pour Osamu TEZUKA c’est une période noire, il est […]

【お笑いエッセイ】さらば青春の光~危なげなコントに見るリアリティの正体~

(by みくりや佐代子) 火事の現場。正義感の強い男、柏木が必死に怪我人を救出する。 その姿に胸を打たれ、救出活動に加わる別の男。「しかしなんでこんなことになったんですかね?」「火の不始末ですよ!」「一体誰の部屋から……」「僕です!」柏木は真剣なまなざしで叫ぶ。「僕の寝タバコです!」。 さらば青春の […]

【名画再訪】『アイアンマン3』コンビのオシャレ映画『キスキス,バンバン -L.A.的殺人事件』を48回観た話

(by 蛙田アメコ) ◇『アメリ』に罪はないけれど。 世の中には「オシャレ映画」というカテゴリーの映画がある。例えば『アメリ』とか。『アメリ』のコンテンツ力ったらすごくて、一時期は「サブカル女子が観る映画といえば『アメリ』」、そして「意識高い系女子が観る映画といえば『アメリ』」、かくいう自分も「映画 […]

【映画レビュー】『ジョジョ・ラビット』のヒトラーが持つ映画での役割~彼はジョジョの親友で在り続けるのか~

(by 安藤エヌ)(注:本レビューに直接的なネタバレは含まれませんが、一部物語の内容に触れています) 映画『ジョジョ・ラビット』を観た。 兎が殺せない? 年端のゆかない子どものイマジナリーフレンドが、あの悪名高きアドルフ・ヒトラー? 観る前からSNSに流れてくる情報で、私は完全に食わず嫌いをしていた […]

【映画レビュー】トム・フーパー版『キャッツ』はどのていど、リアルな猫の生態を反映しているのか猫飼いが考察してみた

(by とら猫) 「不浄なポルノ」「ホラー」「FBIが乗り込んでくる」など、大喜利めいた辛辣レビューを世界中で量産している『キャッツ』を観てきたが、思ったよりも悪くないじゃん、というのが素直な感想だ。 確かに人面魚みたいなジェリクルキャッツがスクリーンに現れた瞬間、ポップコーンを吹いた。なんか不安に […]

【映画レビュー】『パラサイト 半地下の家族』~ポン・ジュノ監督が構築した韓国(もしくは世界)の凍りつく寓話~

(by 葛西祝)(注:本レビューには映画のネタバレが含まれます) 靴 半分地下で暮らす貧しい家族。その一人息子が、姉の偽造した書類を通して高級住宅街に暮らす一家の家庭教師に行く日、汚れひとつない靴を履いていた。 『パラサイト 半地下の家族』(以下、『パラサイト』)序盤のシークエンスを見ながら、ある話 […]