2020年4月

【ゲームエッセイ】死角から振り返る『ファイナルファンタジーVll』と『ファイナルファンタジーX』

(by 葛西祝) 名作は時間の経過に耐えうるという。よく言われる「名作は何度見ても発見がある」という言葉は、そもそも見る自分たちが変わり、視点が変わったことが大きい。時を経て、自分と環境が変わってしまっても、鑑賞に耐えうるからそう言われるのだと思う。 ファイナルファンタジーシリーズで屈指の評価を得た […]

【エッセイ】命がけのハーゲンダッツ

(by こばやしななこ) 気が滅入る日々の中で、私に心の平穏を与えてくれるのは「おいしい食べもの」だ。例えばそう、ハーゲンダッツ。私にとって、ハーゲンダッツはちょっと贅沢で最高に幸せな食べ物の象徴だ。 お金のなかった大学時代、たまに買うハーゲンダッツが楽しみだった。 私の住んでいた1Kのアパートは坂 […]

【名画再訪】『愛の渦』~本当の自分に必要なのは、名前の要らない居場所〜

(by みくりや佐代子) 六本木のマンションの一室で行われるパーティー。そこには、ただただセックスがしたい大人たちが集う。「愛の渦」という映画の冒頭だ。常識の仮面を剥いで性に溺れる人達の人間模様を描いたその映画は、エロティックで過激だと2014年の話題をさらった。 主人公の陰気なニートを演じる池松壮 […]

【この一曲】the pillowsの“ハイブリッドレインボウ”と一緒に、いつか選ばれる明日を待つ

(by 満島エリオ) BUMP OF CHICKENが“ハイブリッドレインボウ”という曲を歌っていると知った時、「あれ?」と思った。バンプっ子の私は彼らの出したCDを全て網羅していたはずなのに、その曲を知らなかったからだ。一体なんだこれは、と調べて、それが『シンクロナイズド・ロッカーズ』というトリビ […]

【エッセイ】ランチくらいは独りで食べたい人のためのお弁当箱のススメ

(by 蛙田アメコ) ◆食べることが好きすぎる食べることが好きだ。料理することが好きだ。材料を洗って、切って、煮炊きして、自分のための自分の食事を用意することが好きだ。 たぶん、料理や食事は自分にとって「自分の機嫌を取ること」なのだと思う。好きな食材で、好きな調理法で、好きな量を作って食べる。これほ […]

【エッセイ】同人誌即売会でオリジナル小説を出したら1冊も売れなかった話

(by 安藤エヌ) 昔、コミティアという同人誌即売会に行った事がある。毎年夏・冬に開催されるコミックマーケットと違って、1次創作(オリジナル)の同人誌だけを頒布することができるイベントだ。私はそこに、オリジナル小説を刷って持って行った。 そしてものの見事に、1冊も売れなかった。その時のことはよく覚え […]

【エッセイ】木曜日の夜、ちょうどいい他人に頼りたい

(by みくりや佐代子) 木曜日の夜にごはんを一緒に食べるのは、決まってちょうどいい他人だ。 電話するよりも顔を見て話したいほど親しみをもっている相手であり、けれど土曜の夜に時間を忘れて話し込みたいほど近しい間柄じゃない。木曜日は、2時間くらいで話し終えて2軒目に行かなくても済むような、ちょうどいい […]

【エッセイ】『明日の神話』は人間の煌めきだ

(by こばやしななこ) 渋谷駅。京王井の頭線とJR線をつなぐ通路に、岡本太郎氏が作った壁画が飾られている。高さ5m以上、横幅は30mもあるその作品のタイトルは『明日の神話』だ。 大学に通うため、田舎から初めて東京にでて来た日に目にした『明日の神話』のことは、ちょっと忘れがたい。 地元を発った夜行バ […]