2019年4月

【映画レビュー】あの日の思い出に会いにいく『アベンジャーズ/エンドゲーム』

(by 蛙田アメコ) ※本レビューは内容についてのネタバレはありません※ 号泣した。 11年前、2008年に『アイアンマン』から始まったマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)。強大な力を持つインフィニティ・ストーンをめぐる物語が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一旦の終幕を迎えた。『イ […]

【映画レビュー】米副大統領ディック・チェイニーの半生をブラックユーモアたっぷりに描いた『バイス』

(by こばやしななこ) NYの高層ビルが煙を上げている映像を、実家の2階でテレビ画面を通して見ていた記憶がある。夜遅く、そろそろ寝ようとしているところだった。一体何が起こっているのか把握できずボーっとテレビを見ていると、急にそのビルに飛行機が突っ込んだ。なにこれ、今、起きたの?現実に?唖然としてい […]

【ゲームレビュー】『ファークライ ニュードーン』でヒャッハーする世紀末

(by シェループ) カルト集団に牛耳られたアメリカ・モンタナ州の田舎町を救え。 こんなあらすじと共に始まるオープンワールドFPS『ファークライ5』は、良くも悪くも衝撃的な内容だった。カルトの支配区域を一定量奪還する度に発生する強制連行、そこからの戦闘、脱獄、幻覚空間に送り込まれての説教。広い世界を […]

【小説レビュー】北アイルランドが舞台のテンポの良いクライムノベル『アイル・ビー・ゴーン』

(by とら猫) カーテンを閉め切ってハシシを吸いながら、“気分を盛り上げるために”爆音でアタリのゲーム『ギャラクシアン』に興じている、降格を食らった元刑事。おかげで携帯無線が鳴っているのにも気づかない…… 主人公のショーン・ダフィが人間臭い拗ね者で、体制とは反りが合わないアウトローであることが端的 […]

【イベントレポート】trialog.vol.5~信頼のおける仲間と組めば、もう少し幸福になるの?クリエイティブのための新しい組織や関係~

(by 葛西祝) 「BadCats Weekly」では様々なメンバーが集まっている。ライトノベル作家の蛙田あめこ氏から、星新一賞で入賞している、あでゆ氏、そして英日の翻訳者である武藤陽生氏など、様々なメンバーが寄稿しているサイトだ。ジャンル複合ライティング業者みたいにめちゃくちゃな経歴を自称していて […]

【エッセイ】愉快犯~清水ミチコが教えてくれたとっても大切なこと~

(by こばやしななこ) 3年前、清水ミチコさんのコンサートがWOWOWで放送されているのを見た。 「これだ。私は清水ミチコになりたいんだ!」直感的にそう思った。 会社を辞め数ヶ月。労働でクタクタになった身体が少し元気になって、やっと無職の不安に苛まれるようになってきた頃だった。これからどうやって生 […]

【エッセイ】コンビニのさゆりちゃん

(by とら猫) さゆりちゃんをご存知だろうか。 知らないだろう。無理もない。なぜならさゆりちゃんはとあるコンビニで働くスタッフだからだ。 さゆりちゃんが他のスタッフと一線を画しているのは、かなりのご老体だということだ。顔は皺くちゃで、腰も曲がっており、 手塚治虫の漫画に出てくるお婆ちゃんを彷彿とさ […]

【ゲームレビュー】失われたモノたちの暮らす世界へ『フォーゴットン・アン』

(by 冬日さつき) 「すべての失われたものや、忘れられたものが行き着く場所を想像したことはありますか?」 登山の途中で落としてしまった片方の手袋、留学中に寮でなくした大切な指輪。ベランダで太陽の光に当てていたらいつのまにか消えていたきれいな石、一度も読まないうちにどこにしまったかわからなくなった本 […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第7回: エツィオサーガの結末を描く『アサシンクリード エンバース』

(by あでゆ) 先日、映画版『アサシンクリード』を観ました。物語の出来不出来はひとまず置いておくとして、正直にいってこの映画化はあまりうまく言っているとは思えませんでした。なぜなら、本作はもともとビデオゲームのシリーズだからです。 アサシンクリードシリーズは、人々の自由を求めようとするアサシン教団 […]

【野球エッセイ】電車のなかの、幻想のイチロー

(by 葛西祝) 国民的スター……? 電車のなかで誰かが、引退を発表したイチローをそう言ったのが引っかかった。声は上石神井駅から乗り込んできた学生たちからか、隣に立つスーツ姿の二人組からか。いずれにせよ、車内の誰かはイチローを“国民的”だと信じているようだった。 メジャーリーグで10年以上にわたり活 […]

【野球エッセイ】イチローとの3日の差

(by とら猫) 実はイチローと同い年だ。誕生日も3日しか違わない。 だからといって何か特別な絆が生まれることはまったくない。当然だ。何しろ向こうは世界のイチローで、一方のこちらは猫たちのカリカリ代を払うのにも窮する、しがないフリーランサーである。 はなから比べるのは間違っている。そんなこたあ百も承 […]