2019年3月

【連載/だからゲームはやめられない】第12回: PS Vitaに爪痕を残した意欲作『テラウェイ~はがれた世界の大冒険~』

(by シェループ) 携帯ゲーム機『PlayStation Vita(PS Vita)』が生産終了となり、現役を退いた。 先代『PlayStation Portable(PSP)』の後継機として生を受けた本機だったが、正直なところ、宝の持ち腐れを体現した携帯ゲーム機だったように思う。要因は色々と考え […]

【映画レビュー】『グラン・トリノ』と対をなす贖罪の物語『運び屋』

(by とら猫) イーストウッドの映画を観るということは、イーストウッドを体験するということだ。 こうした特性はイーストウッドが七十歳を過ぎて以降、監督と主演を兼任した作品において顕著に見られる。『ミリオンダラー・ベイビー』しかり、『グラン・トリノ』しかり。演じるのは架空の人物でも、そこに投影されて […]

【映画レビュー】『運び屋』~人生は常に一日しかない~

(by こばやしななこ) 87歳の老人がドラッグの運び屋をする実話を、クリント・イーストウッドが監督・主演すると聞いて、それはさぞ渋いハードボイルドな映画だろうと想像していた。 いざ、劇場に足を運ぶ。映画が始まると画面いっぱいのキレイなお花。お花。お花。お花キレイ。のどかな園芸農場、洒落たスーツとハ […]

【食エッセイ】G線上ミッドナイトキッチン

(by 蛙田アメコ) ふと、真夜中にどうしようもなくクサクサした気持ちになることがある。 その気持ちは例えば、いつか迷って買わなかった素敵な指輪への未練だったり、あるいは未来への漠然とした不安をともなうアレルギー性鼻炎に苛まれることだったりするのだけれど、とりわけその不安がやってきたときに思い出すの […]

【ゲームレビュー】『Detroit: Become Human』~良心を問われる判断の先にある、自分だけの結末~

  • 2019.03.19

(by 冬日さつき) ゆっくりと、しかし確実に、たくさんの作品で描かれてきた「未来」は近づいていて、携帯ショップではロボットに話しかけられるようにもなった。自宅にはロボットクリーナーがいて、わたしは彼(彼女)が掃除をしやすいようにゴミをひとかたまりにしておく。そこまでするのならば、それをゴミ箱に入れ […]

【連載/字幕翻訳者の“この台詞が好きなんです”】第5回: 銃弾よりも人を傷つける言葉『L.A.ギャングストーリー』

取り消せないことが2つある。撃った弾と言った言葉だ。 Two things you can’t take back on this job, bullets out of your gun and words out of your mouth. 映画『L.A.ギャングストーリー』より […]

【映画レビュー】映画バカたちが伝説のロケ地の復活を目指す『サッドヒルを掘り返せ』

(by こばやしななこ) アガる映画を観た!タイトルは『サッドヒルを掘り返せ』。映画の熱烈ファンによるロケ地復興を追ったドキュメンタリーだ。彼らが熱狂している映画は『続・夕陽のガンマン』である。 は?『続・夕陽のガンマン』なんて知らねーよ、って顔をしているあなた。あなたにこそ、この先を読んで欲しいの […]

【連載/洞窟が呼んでいる】第2洞: 見栄を張って進むべきか、日和って退くべきか「飛騨大鍾乳洞」

(by とら猫) 飛騨大鍾乳洞はその名のとおり、飛騨の山中深くに広がる鍾乳洞だ。 最寄りのバス停を降り立つと君はまず、黄色いジャケットを着た、鍾乳洞のスタッフとおぼしきおじさんに出迎えられる。鍾乳洞までシャトルバスが運行しているのである。親切だ。おそらく客は君しかおらず、かつそこは一面の山野で、民家 […]

【ゲームレビュー】猫を操作して敵と戦うシューティング『ネコネイビー』

(by シェループ) レーザー、バルカン砲などの飛び道具を用い、襲い来る敵を撃ち落とす。そんな単純で分かりやすい遊びを主としたシューティングゲームは基本的に宇宙船、戦闘機などの”空を飛ぶもの”を操縦し、遊ぶものが大半を締める。本ジャンルの象徴的存在に当たる縦横強制スクロール型、固定画面型においては特 […]

【連載/LIFE-】第3回: 名誉と報酬をめぐる物語としての格闘技

(by 葛西祝) 社会的に得ることのできる名誉と、仕事の対価である報酬にはどんな関係があるのだろうか? この関係を考えるうえで、少し前のMMA(※打撃、投げ技、関節技が許される総合格闘技の正式名称)以上に適したジャンルはない。ふたつの価値がドラマチックな展開を見せる、おそらく唯一のジャンルだからだ。 […]