2022年3月

【映画エッセイ】あたしゃ、ケネス・ブラナーの魅力を語らせてもらうよ!

(by こばやしななこ) ケネス・ブラナーをご存知だろうか?最近では『テネット』の武器商人として知っている人も多いはず。私と同世代のアラサーたちには『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のロックハート先生といえば通じるだろうか。 物心ついた時からケネス推しな私は、彼の監督作『ベルファスト』がアカデミー賞の […]

【ぼくが映画に潜るとき⑤】『パッチギ!』〜イムジン河を渡り切る意味について〜

(by チカゼ) ぼくは「祖国」がわからない。 昨年、帰化申請をして日本国籍を取得したぼくは、「日本人」になった。それまでぼくは韓国籍で、書類上では「在日韓国人4世」だったのだ。でもこの表現は、ぼくにふさわしくない。なぜならぼくのルーツは、もう少々込み入っているから。 朝鮮戦争、南北分断。イムジン河 […]

【ノベルゲーム講座③】私がピクセルでイラストを描くわけ〜特に懐古趣味ってことはなく〜

(by 隷蔵庫) 私はノベルゲームを作り始めた当初から、ほとんどのゲームのイラストを「PC-98ライク」な二値絵で描いてきた。これは、自分がレトロゲームに親しんでいたからだとか、ファンだからというわけではない。 とはいえ、もちろん私は小学生のころ、MOTHERシリーズやスーパーマリオシリーズなど、任 […]

【碧い海に浮かぶ月⑦】「大丈夫じゃない」を言えるようになったから

(by 碧月はる) 梅の芳醇な香りに誘われて見上げた空は、白と青の絵の具を混ぜ合わせたような、薄い水色だった。ねじれた枝の先端でほころぶ蕾たちが、その淡い空色に小さな手を伸ばしている。風は穏やかで、空気はほのかにゆるみ、木々の新芽が膨らんでいる。季節が、一周した。この地にまた、春が巡る。 離婚に伴う […]

【物語るモノ③】私の見る世界と、君の聴く世界〜日本語吹き替えの世界〜

(by 蛙田アメコ) モノは、いたるところに溢れている。テキスト、音声、あるいは言葉もなく語るもの。ライトノベル作家がハマっている物語コンテンツについて綴ります。 **** 最近、翻訳がアツい。 物語をくるむヴェールである、翻訳されたテキストやセリフや音声に目を向けることが多くなった。あれって、すご […]

【武道家シネマ塾⑥】『ロッキー』~すべてのダメ人間に捧ぐ~

(by ハシマトシヒロ) 「格闘技しか取り柄がないのに二流の選手」昔、そんな陰口を叩かれたことがある。 うん、その通り。よく知ってるじゃないか。腹を立てても仕方がない。事実だから。悔しかったら強くなれって、じーちゃんが言ってた。 ロッキーもおんなじだ。 「ボクシングしか取り柄がないのに二流の選手」い […]