2019年6月

【連載/洞窟が呼んでいる】第4洞: 巨大仏頭が誘うクリエイティブの極北「ハニベ岩窟院」

(by とら猫) 「ハニベ岩窟院」を訪れた者はまず、巨大な仏頭に出迎えられる。ほんとでかい。全長十五メートルある。五階建てのビル並みだ。しかもこれで未完成らしい。マジか。 ここで君はひとつの根源的問いにぶち当たるだろう――つか「ハニベ」って何よ。それでいい。君がセミナーなんかの「質問タイム」で訊きた […]

【映画レビュー】誰だって完璧な親にはなれないけれど『ガラスの城の約束』

(by こばやしななこ) 『ガラスの城の約束』を観た後、一緒に鑑賞した友人と駅までの道のりを親子の関係などについてあれこれ話しながら歩いた。一人で観に行かなくてよかった。鑑賞後の感情を一人胸に抱えたまま帰るには、あまりに心が混沌としすぎていた。 本作はジャネット・ウォールズという女性が書いた自叙伝の […]

【エッセイ】意中の目薬

(by とら猫) 職業柄、目薬をよく使う。 実際目薬は仕事の生産性を大きく左右する。目薬が切れてしまうと、どうも調子が出ないし、目薬のことばかり気になって何も手につかなくなる。なので普段は出不精が服を着て歩いているようなプロ引きこもりのくせに、この時だけは雨が降ろうが槍が降ろうが、自転車をこいで近く […]

【連載/だからゲームはやめられない】第14回: 本当にファミコンRPGファン要チェックの良作だった『ソウルゲッター ~放課後冒険RPG~』

(by シェループ) いきなりだが、このパッケージを見て、どう思っただろうか。 「怪しい。」 そんな一言が浮かんだかもしれない。私も初めてこのパッケージを目にした時、胡散臭いと思った。 何故なら、世間にはこのような自画自賛な売り文句を載せた、様々な意味で語り継がれている伝説的な作品があるからだ。まし […]

【連載/スローな落語家と暮らしてる】第9話: スローでいるのも楽じゃない

(by 蛙田アメコ) 前回、前向きな別居を始めた我が家のことをお伝えしたこの連載。さらに新たな事実が発覚して……!? ◼️別居後に発覚した「とんでもない事実」落語家って食べていけるの? そんな疑問に、過去の記事ではこう答えた。「お金はないけれど、頂き物のご飯が多いので食べるのには困らないです。食べる […]

【エッセイ】続・コンビニのさゆりちゃん

(by とら猫) 以前のエッセイで、とあるコンビニで働く老婆について書いた。さゆりちゃんだ。あれからさらに数か月がたち、さゆりちゃんはどうなったのだろうか。 結論から言うと、さゆりちゃんは今も同じコンビニで働いている。 見た目もだいぶ変わった。お仕着せの極みのようだったコンビニウェアもだいぶ体になじ […]

【エッセイ】母の恋人

(by こばやしななこ) 21歳の誕生日。東京で一人暮らしをする私のアパートに、両手で抱えるほど立派な花束が届いた。白いカスミソウの束にピンクのバラが一輪だけ入った可愛らしい花束の送り主は母の恋人、Yさんだ。 その頃、私はまだYさんと面識はなかったが、母の恋人は随分キザなことする男だな、と思った。こ […]

【エッセイ】居場所の記憶

(by 冬日さつき) 昔、飼っていた犬が子犬を3匹産んだ。1匹はじぶんのかわいいところをよくわかっている強気なメスで、もう1匹はいつもほかの犬とくっついて眠ろうとするこわがりのオス。あともう1匹のオスがどんな性格だったかを思い出せない。彼は生後しばらくして、近くに住む知り合いの家にゆずられていった。 […]

【連載/だからゲームはやめられない】第13回: ヘナチョコで可愛いマスコットとゲームの老舗が送る、鬼に金棒な傑作『どーもくんの不思議てれび』

(by シェループ) 「あのヘナチョコな生き物はなんだ……??」 1999年の6月頃だろうか。毎週土曜日、NHK総合で放送されている『土曜スタジオパーク』を見ていた時のことだった。スタジオ中央のテーブルの上に奇妙なキャラクターの人形が置かれているのを目にした。 モコモコとした茶色くて四角い体。大きく […]