あでゆ

【連載/隠れ名画のすゝめ】第7回: エツィオサーガの結末を描く『アサシンクリード エンバース』

(by あでゆ) 先日、映画版『アサシンクリード』を観ました。物語の出来不出来はひとまず置いておくとして、正直にいってこの映画化はあまりうまく言っているとは思えませんでした。なぜなら、本作はもともとビデオゲームのシリーズだからです。 アサシンクリードシリーズは、人々の自由を求めようとするアサシン教団 […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第6回: カメラが映し出す真実『ガール・ライク・ハー』

(by あでゆ) 人は正義や多勢の支持という傘を得た時、非常に残酷な生き物になる。そう思うことが最近非常に多くなりました。TwitterをはじめとするSNSで巻き起こる過度な炎上騒動もそうですが、私自身にも経験があります。 仕事でとある会議に参加した時のこと。そのやり方がとても気に食わなかった私は、 […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第5回: 『ボヘミアン・ラプソディ』の監督が贈るもう一つの伝記映画『イーグルジャンプ』

(by あでゆ) 以前、塾講師をしていた頃のある生徒の話をしましょう。その子は高校1年生からの3年間を卒業まで受け持っていて、はっきりいって全く勉強ができない生徒でした。九九すらもおぼつかず、「七の段は?」と聞けば一個ずつ足して数えてしまうほど。当然勉強に対してやる気もなく、担当になってはじめの頃は […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第4回: 心に深い傷を受けた『警視ヴィスコンティ/黒の失踪』

(by あでゆ) 何の気なしに観た映画で、その後しばらくいやな気分になることが稀にあります。例えば学生の頃に見た『ミスト』がそう。鑑賞後に「原作を改変してまで最悪な結末を描いたフランク・ダラボンという監督はなんて悪いやつなんだ!」と、暗澹とした気持ちに包まれながら帰宅をしたことを覚えています。 その […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第3回: ジャンルが抱える枠組みを俯瞰する『Allumette(アリュメット)』

(by あでゆ) 今回はちょっと変わった作品をご紹介したいと思います。ただその前に、私がその作品を観て思い返した自分にまつわる話をさせてください。 私は去年、星新一賞という文学賞に作品を提出し、ありがたいことに入賞をさせていただいたことがあります。これは私にとって大きな転機でした。そのまま少し調子に […]

【映画レビュー】『パーフェクト・ワールド』~“Trick or Treat!”の持つ意味とは

(by あでゆ) 仕事の関係でほとんど父が家に帰ることがなかった家庭環境において、私の父親像はひどく曖昧なものだった。数える程しかない、父と何かを行ったという記憶の中で最も印象深いのは、一年ほど続いた一緒に映画を観にいくという習慣だ。毎週水曜日、学校帰りにそのまま父の車に乗って近所の映画館に連れられ […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第2回: オトナになりきれない人への『21ジャンプストリート』

(by あでゆ) 先日、『ペンギン・ハイウェイ』という映画を観に行ってきました。アオヤマ君と呼ばれる秀才小学生と、彼の近所で歯科助手として働くお姉さんを中心としたジュブナイルSF作品です。 アオヤマ君にとって、お姉さんは初めて恋心を抱く異性です。男性であるアオヤマ君にはないものを持った彼女は、彼にと […]

【連載/隠れ名画のすゝめ】第1回: 人を赦すための物語『マザー!』

(by あでゆ) みなさんは、人を傷つけてしまったことがありますか? 約束を破ってしまったり、ちょっかいを出してしまったり、あるいは意見が食い違ってしまったり。様々な形があると思いますが、誰しも一度くらいはなにか経験があるのではないでしょうか。 私はまだ大学に入って間もない頃、塾講師のアルバイトをし […]