シリーズ&連載– category –
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物語るモノ
【物語るモノ③】私の見る世界と、君の聴く世界〜日本語吹き替えの世界〜
(by 蛙田アメコ)モノは、いたるところに溢れている。テキスト、音声、あるいは言葉もなく語るもの。ライトノベル作家がハマっている物語コンテンツについて綴ります。... -
映画
【武道家シネマ塾】第6回:『ロッキー』~すべてのダメ人間に捧ぐ~
(by ハシマトシヒロ) 「格闘技しか取り柄がないのに二流の選手」昔、そんな陰口を叩かれたことがある。 うん、その通り。よく知ってるじゃないか。腹を立てても仕方が... -
推しの一作
【推しの一作】『30までにとうるさくて』は決して“女性のためのドラマ”ではない
冬模様に変化した街で、ショートブーツのファスナーを上げ切っていない人を二度見た。一度はバスの車内、一度はデパートの地下の総菜売り場だった。かかとから上へ伸び... -
映画
【マイ・ラヴ・パレード②】なんにでもなれる、チャーミングな俳優に恋して
(by 安藤エヌ)エディ・レッドメインという俳優を心底愛している。彼ほど俳優として味のある人はいない。『ファンタスティック・ビースト』のレビューを書いたときから... -
映画
【ぼくが映画に潜るとき】第4回:『トムボーイ』〜「男の子」のふりをして過ごした、あのころのこと〜
(by チカゼ) 小学4年生のとき、ぼくは通っていた体操教室で約半年間、「男の子」のふりをしていた。運動音痴の双子の弟が教室への出席を拒否し始めたことが、そのきっ... -
日常
【碧い海に浮かぶ月⑥】365分の5日
(by 碧月はる)大事すぎる思い出ほど、誰にも見せずに自分のなかだけに留めておきたいと思う。生まれたての赤ん坊を抱きかかえるように、そっと静かに、ゆらゆらと揺れ... -
映画
【武道家シネマ塾】第5回:『キッズ・リターン』~始まるんだよ、何度でも~
(by ハシマトシヒロ) 「俺たち、もう終わっちゃったのかな」「バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ」 あまりにも有名なエンディング。挫折し、傷つき、敗れ去った2人... -
映画
【ぼくが映画に潜るとき】第3回:『リリーのすべて』〜“女の子”でなくなっていくぼくを、夫はどんな気持ちで見つめていたのだろう〜
(by チカゼ)姿見の前で背広を脱ぎ捨てネクタイを外したアイナーは、内腿にペニスを挟み込んで「女性」に擬態する。「リリー」としての自身の裸体を指でなぞり、ひたす... -
日常
【碧い海に浮かぶ月⑤】愛おしい旅路の欠片と、共通言語を持たない家族
(by 碧月はる) 家族が増えた。小指の先ほどの、小さな小さな家族。全部で4匹、いや、4人。“匹”という単位は、昔から字面がすきじゃない。先日、離れて暮らす息子たち... -
映画
【推しの一作】『キャロル』と洗練された退屈な街
(by 隷蔵庫)(注:本稿では一部、物語の核心に触れています) 2015年の冬、映画『キャロル』が公開された。ポスターに印刷されたケイト・ブランシェットとルーニー・... -
日常
【シリーズエッセイ/碧い海に浮かぶ月④】途方もなくきれいで幸福な日々の足音
(by 碧月はる) ──疲れた。そう思った瞬間、表面張力のようにぎりぎりまで小さく保とうとしていたものが、一気にあふれた。幼子のように途方もなく泣き続け、寝間着に... -
映画
【武道家シネマ塾】第4回:『キス・オブ・ザ・ドラゴン』~あの頃ジェット・リーは、もう少しでひとりのダメ人間を立ち直らせそうになった~
(by ハシマトシヒロ) 2001年。大学まで出してもらったにもかかわらず、父親に怒鳴られ、母親に泣かれ、弟たちには白い目で見られ、「長男は元々いませんでした」とい... -
日常
【おなかの中のくらげ④】朝は二度来る
「くらげ」と呼んでいたおなかの中の赤ちゃんが、第三子として誕生して約2か月。黄疸の検査で通院は続いていたものの空腹や眠気を訴える泣き声は力強さがあって、生命力... -
サブカル
【すなくじらの魔女修行】一限目:タロット占いの時間
(by すなくじら) 魔女になりたい。ずっとそう思っていた。 一人前の魔女たるもの、占いの一つも知っておかねばならないだろう。占いとは不思議なもので、我々に救済の... -
映画
【ぼくが映画に潜るとき】第2回:『ブロークバック・マウンテン』〜男女がいちゃつく改札前で、ぼくと彼女は手さえ繋げなかった〜
(by チカゼ)大学生のとき年上の社会人の女性と、少しだけ付き合っていたことがある。いわゆるTwitterの裏アカがきっかけで、初めて会ったその日にホテルに行った。告... -
日常
【碧い海に浮かぶ月③】「しあわせのスープ」が染み込んだ夜、かっこわるい大人は、ゆるやかに立ち上がった
(by 碧月はる) 晩秋の夕暮れどき、ふと思い立ち、てくてくと散歩をした。民家の柿の実が鈴なりになっている。枝先には、もうほとんど葉が残っていない。その光景を目... -
映画
【武道家シネマ塾】第3回:『燃えよ剣』~そもそも美しさとは作れるものなのか~
(by ハシマトシヒロ) 『燃えよ剣』を観た。 原作、司馬遼太郎。監督、原田眞人。主演、岡田准一。 司馬遼太郎。言わずと知れた、歴史小説の大家である。『竜馬が行く... -
日常
【おなかの中のくらげ③】今はまだ黄色の子
くらげが産まれ落ちた。それは順を追って丁寧に私に知らされた。眼鏡もコンタクトも外し、身体に麻酔が回っていた私には、ぼんやりと滲む世界の中でただ天井を見てハイ... -
日常
【ぼくが映画に潜るとき】第1回:『君の名前で僕を呼んで』〜どうしようもなく魅力的な「大人」について〜
(by チカゼ)舞台は80年代の北イタリア、夏。17歳のエリオは両親と滞在している別荘で、美術史の大学教授である父に招かれた24歳の大学院生・オリヴァーと出会う。繊細... -
ゲーム
【マイ・ラヴ・パレード①】『ツイステッド・ワンダーランド』に登場するジャミル・バイパーの話をさせてくれ
(by 安藤エヌ) オタクにはみんな、推しがいる。推しがいるから生きていける。推しの幸せが私の幸せ──。カルチャーライターであり生粋のオタクである私が「愛してやま... -
日常
【碧い海に浮かぶ月②】大人である私たちは、置き忘れたことにさえ気づかないままで
(by 碧月はる) 『ちいさなちいさな王様』という物語がある。ドイツの作家、アクセル・ハッケのベストセラー小説だ。ミヒャエル・ゾーヴァの挿絵が美しい本書は、一見... -
日常
【おなかの中のくらげ②】あつかましい“生”のこと
生活の中に「キリトリ線」がある。それをプチ、プチと少しずつ千切っていくような2週間だった。産休前の引き継ぎを通して「わたししかできない仕事」は「他人にもできる... -
映画
【武道家シネマ塾】第2回:どんなに大人になっても僕等はサニー千葉の子供さ(後編)
(by ハシマトシヒロ)さて。 前回の記事を通じて、入門編としての“ヒーロー・千葉真一”を堪能してもらえたと思う。主演映画の面白さをわかってもらえたと思う。 本番は... -
映画
【武道家シネマ塾】第1回:どんなに大人になっても僕等はサニー千葉の子供さ(前編)
(by ハシマトシヒロ) いやいや、千葉真一が死ぬわけないやん、だって千葉真一やで!……と思っていたが、どうやら事実らしい。『仁義なき戦い』シリーズで一緒に暴れま... -
ゲーム
【乙女ゲームレビュー】『灰鷹のサイケデリカ』〜魔女に向けられた篝火が照らす数奇な運命〜
(by すなくじら) 女性向け恋愛シミュレーションゲーム、通称「乙女ゲーム」におけるの最大の魅力は、わたしたちプレイヤーが“神の視点”から登場人物の生き様を追いか... -
映画
【名画再訪】『スタンド・バイ・ミー』~生と死のコントラストに、眩く光る友情〜
(by 安藤エヌ) 先日、スティーブン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』を観た。 映画好きならば必ず観ないといけない作品と思いながら、なかなか機会が... -
ゲーム
【物語るモノ②】言葉に疲れたラノベ作家、不自由なコミュニケーションにハマる
(by 蛙田アメコ) 物語るモノは、いたるところに溢れている。テキスト、音声、あるいは言葉もなく語るもの。ライトノベル作家がハマっている物語コンテンツについて綴... -
日常
【碧い海に浮かぶ月①】私の生の隣には、いつだって海と言葉があった
(by 碧月はる) はじめてこの海を訪れた朝、私は厚手のロングコートとふかふかのストールを身に着け、それでも凌ぎきれぬ寒さにカチカチと歯を鳴らしていた。新天地で... -
ゲーム
【ノベルゲーム講座】第2回:文章重視なノベルゲームの文章の書き方2〜サスペンス編〜
(by 隷蔵庫) 前回、私はノベルゲームの文章の書き方・演出面についてコラムを書いた。しかし、実のところ、私は企業から発売されたノベルゲームをプレイした経験がほ... -
日常
【おなかの中のくらげ①】「正解は、命です」
「くらげみたい!」と笑ったのは私じゃなくて君の姉だから、どうか私を恨むのはやめてほしい。 エコー写真を覗きこんですぐ、6歳の娘は驚いて顔をあげた。「くらげ」と...