武藤陽生

【連載/部屋とシタデルペイントとウォーハンマー】第3話: 何かに似ていると思ったら、登山の準備だ。

(by 武藤陽生) 今しか書けない文章がある。今書かなければ、たぶん自分にとってどうでもいいことになっている。なぜかといえば、その内容が本質的に“青い”からだ。その青さはいずれ失われてしまう。いずれと言ったが、それは明日のことだ。 だから、これは今日しか書けない文章ということになる。それで今こうして […]

【連載/部屋とシタデルペイントとウォーハンマー】第2話: おっさんの体になってしまった僕は書店で一冊の雑誌を手に取った。

(by 武藤陽生) 僕がウォーハンマーを知ったのはずいぶん昔、もう二十年以上前のことだ。当時、この趣味はずいぶん間口が狭く、日本でプレイしている人はほとんどいなかった。いたかもしれないが、インターネットもない時代に同好の士を見つけるのは不可能事のように思われ、実際に製品を買うところまではいかなかった […]

【連載/部屋とシタデルペイントとウォーハンマー】第1話: 物心ついた時分からずっとゲームで遊んできた。

(by 武藤陽生) 先日、四十一歳の誕生日を迎えた。四十一になったときの心境は、これまでのどの年齢のときともちがった。三十になったとき、自分はまだまだ若いと思っていたし、当時は何者かになりたくて必死で、立ち止まってものを考える余裕はあまりなかった。四十になったときも同じで、口では“おっさんになっちゃ […]